ベテラン×若手社員 クロストーク「共創」
異なる価値観を受け入れ、新たな価値観を共に創造するには

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神田 辰朗2013年入社法人事業部
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森岡 知子2017年入社法人事業部
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正岡 大地2020年入社法人事業部
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小池 綾美2020年入社法人事業部
入社の経緯と、現在の業務について教えてください。
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正岡
前職は人材派遣会社の営業マンでした。得意先の総務の方とお話をすると根本的なニーズは採用よりももっと前の段階にあることに気づきました。人材活用の意思決定、労務の部分から関与してみたいと思い、入社したんです。
入社後すぐは相談業務を担当。その後、得意先の事務代行、給与計算部門を経て、助成金チームへ。入社して2年ですが、現在はチームリーダーとして、申請依頼を受けた助成金の要件確認や申請事務代行、支給決定まで一連の業務を進めています。 -
小池
前職は建設会社で事務をしていました。大学時代、大手広告代理店の若い社員が自殺した事件に衝撃を受けました。働く環境は大切だと思い、労働関係に興味を持ったんです。一度は建設会社に入ったけれど、やはり労働関係の仕事に就きたいと思って転職しました。
入社後1年間は助成金手続きを担当し、今は給与計算・社会保険手続き業務。得意先の給与計算工程の一部分、基本的には集計の作業を代行。ゆくゆくは得意先の給与計算が誰でもできるように、構造化を進めたいです。 -
森岡
私は社歴がそこまで長いわけではないのですが……前職は葬儀会社の事務でした。この会社で採用された時の募集職種が給与計算事務で、入社以来ずっと給与計算業務・社会保険手続き業務がメインの業務です。
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小池
今は助成金の申請もしていますよね。
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森岡
2021年に初めて新卒採用をして、会社を大きくしていくための体制を見直しているところ。助成金の申請を標準化させるために社内の動きも変わり、私も助成金の申請業務をさせてもらっています。
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正岡
新体制の話を聞いたときは、すごくワクワクしました。一つの業務でスペシャリストを目指すのもいいと思いますが、お客様は助成金だけを求めて契約をしているわけではないので、簡単な質問には答えられるようにしたい。それだけでもタイムラグやお客様のフラストレーションがなくなる未来が見えました。スペシャリストであると同時にゼネラリストに。スキルアップのための苦労は厭わないですよ。
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神田
法人事業部の助成金業務は、正岡くんがみんなをまとめてくれるから頼もしいよ。
私はもともと建設会社で施工管理をしていました。東日本大震災の当時、福島に勤務していて、家族を母親の実家がある広島に転居させ、後に自分も退職。辞めるときに上司から「何かのスキルがあったほうがいい」と言われ、その一つが社会保険労務士でした。試験に合格したのですが、社会保険労務士は資格があっても実務経験がないと雇ってもらえず。不安になって簿記の資格も取った頃、この会社に拾ってもらったんです。
入社当時は事務所内で手続き業務をしていましたが、今は相談業務でお客様のところに伺っています。お客様の悩みは幅広く、お話をしっかりと聞きながら、言葉の裏に隠れた真意なども汲み取った上で、より良い方向に導けるように意識しています。

仕事をしていく上で大切にしていることは何ですか。
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神田
社会保険労務士には正しく幅広い知識が必要。働き方改革が求められる時代なので、得意先企業ごとに法律に則った対応を提案しています。
助成金の相談があれば、最近はすぐ社内スタッフに振るようにしている。手続きの細かいことは私より助成金チームの方が詳しいので、完全に引き継ぐことにしています。最初は「大丈夫かな」と心配でしたけど、最近は安心して得意先に直接電話してもらっています。 -
正岡
ありがとうございます!チームリーダーになって、お客様にとっての助成金の位置づけや、社内のことを考えられるようになりました。お客様にとっての位置づけでいうと、資金繰りで必要な人もいれば、「要件を満たしているなら申請しよう」という人もいます。そういった各会社によっての背景も理解しながら、申請を行っています。ですが、助成金の申請は要件が全てなので、先方の希望に添えないこともあって…その時はつらいですね。
社内のことでいうと、みんながやりやすくなるためにはどうすればいいか。自分が得たノウハウをフィードバックして、PDCAサイクルを回していきたいです。社内には、助成金に対して「ハードルが高い」というイメージがありました。でも「みんながやっている給与計算や、社会保険手続き業務と一緒だよね」と思ってほしいんです。 -
森岡
正岡さんはよく「簡単よ」って言うよね。集める書類が多いことや、動く金額が大きいこと、さらにお客様の期待も大きいので、プレッシャーがかかる仕事だと思います。
私は、お客様への接し方には気を遣っています。基本的にメールやチャット上のやり取りが多いのですが、文章だけで終わらせないように、電話を一本入れてフォローしています。 -
小池
私も、皆さんと近いですね。お客様にとって何が一番大事なのか、スピードなのか、従業員のことなのか、法律なのか、会社によって違います。言われたことだけでなく、相手の背景にあるものを感じ取って対応するように気をつけています。コロナの影響で訪問できないこともありました。オンラインでの打ち合わせもしていますが「会う」「相手の顔を見る」ということはコミュニケーションの上では大切だと、神田さんに同行して話した時に感じました。会うことでお客様の不安を消していくことができるんです。

活躍している社員に共通点がありますか。
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森岡
前向きな人ですね。ネガティブな愚痴を言わず、順応性がある人。
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小池
私もそう思います。前向きな人が活躍している。自分の仕事だけでなく周りを見て行動している人も。小さな変化に気づいてもらえるだけで頑張れる。
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神田
楽しそうにしている人。仕事も周りを巻き込んでやっている。リーダーシップがあるよ。
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正岡
素直で柔軟性がある人。こだわりを捨てて最良の方法を模索している人ですね。
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神田
みんなの共通点を聞いていると、同じ人のことを頭に思い浮かべてそうだね。

Senホールディングスの良いところ。改善の余地があるところは。
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神田
柔軟で素直な会社です。今いる社員たちも、社会保険労務士事務所の経験がない状態で入社したからでしょうね。若い世代が多くて、勢いがあるんだけど、専門性が足りていないと思うかな~…そこがうちの課題かな。
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小池
良いところは、自分の考えを否定されない。アイデアを出せば「それいいね」「こうしてみたら」と言われることはあっても、否定されることはありません。ベテランの方々こそ、私たち若手以上に柔軟性があるんです。知識や経験が沢山あるベテラン社員って、頭が固くて私たち若手の意見なんて、聞いてもらえない、っていうのがよくあるケースだと思うんですけど、私たち若手の意見も尊重してもらえて、プラスで知識や経験に基づいたアドバイスをくださるんです…!
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神田
今は若手の方が多いから、少しでも知識を伝えられるようにね。
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森岡
若手ばっかり。私も含めて(笑)
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小池
改善の余地に関しては、積極的に動いている人が多い一方で、周りがそれに頼っているところもあります。組織として、みんな同じ価値を提供できるようにならないといけないですね。
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森岡
もう言うことがなくなっちゃった(笑)柔軟性があって明るくて、意見を吸い上げてもらえて、みんなが仕事をしやすい会社。お客様にスムーズな対応をすることをモットーに、時代の変化に素早く対応。今また大きく変わろうとしているときも、みんな一つにまとまって、順応性を持って対応しようとしています。
課題は神田さんがおっしゃった専門性。会社の厚みみたいなものをつけていかないと。いろいろな形でお客様を支援し、キャリアを重ねていくことで厚みが出てくると思います。 -
正岡
一人一人の人柄がいい。それが全てだと思います。30人もいれば小言を言う人もいると思うじゃないですか。いないんですよ。人間関係に悩むことがないので、ストレスなく仕事ができます。
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森岡
それは大きいよね。だいたい人間関係で悩むけど、Senホールディングスでは「この仕事をどう良くしていくか」にみんな注力している。
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正岡
まだ完成形になっていないので、短期的にしんどい思いをしている人がいます。より良い未来を作るために苦労している人が今いるんだろうなと。

就活生に一言メッセージを。
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森岡
世の中にたくさん会社がありますが、私はここが自分の墓場だと思って働いています。人間関係が良くて、やりたいことに対してみんなが力を貸してくれる会社です。
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小池
ここにきたら必ず成長できます。私はコミュニケーション力がつきました。周りの人を信じて、一緒に働きましょう。
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神田
やりたいことを実現させてくれる。なくてもやりたいことが見つかる会社。適性を見ていろいろやらせてくれます。
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正岡
型にはまった「想像通りの士業事務所」ではない姿を見せてあげられます。
